DXで山形の労働環境を救うヒーロー! 株式会社メコム 安部晃史郎さん
―本日はよろしくお願いします!
はい!よろしくお願いします!じゃあ、事業内容からお話ししますね。
事業内容は、基本的に小売業になっているので、 メーカーとかそういったディストリビューターからものを仕入れて販売するというのが大まかな流れ。
授業という事業モデルとして、事業内容は、オフィスにまつわるもの全てをやっている会社で、床から上にあるものは全てっていうなんか言い方をしている方もいたりして。
例えば、椅子もそうだし、机もそうだし重機とか、モニターとかパソコン、スマートフォンも売っているし、なんでもやっています。オフィス部隊というのがあり、オフィスの空間デザインも一緒に協力しながらやっています。お客さんがDXセンターに来て、うちもこういうことをやってみたいっていう風になれば、メコムがフロント立ちつつも、芸工大の先生方を紹介して、一緒に作り上げていくこともできます。
特に他と1番違うところがあって…メーカー系と言われる会社さんの場合、例えば、サントリーの人と飲みに行くってなったら、メーカー系の会社さんはビールは他社製品を用意しなくてはダメなわけです。うちはそういう縛りがないから、仕事の上でもお客さんに合うものをベストチョイスをすることができます。「どっちかっていうと本当はこれが売りたいのに」、「これを売んなきゃいけない」っていうしがらみが実際あるんです、メーカー系の方々って。で、我々はそれがないから、 ほんとにお客さんが欲しいというものを何でも提供できるっていうのが強みかと思います。
―メコムさんではDX促進も行なっていますが、どのような経緯があったのでしょうか。
うちの社内的なとこで言うと、やはり人手不足もあるし、業務効率はしていかなきゃいけないっていうのはあるので、私が戻ってくる少し前からそういった取り組みは色々と進めてはいたそうです。
そして、お客さんに提案する身として、自分らがやってないことをお客さんに提案する説得力がないですよね。我々自身は、やっぱり積極的に DXに取り組んでいかないと時代に追いつかれて置いていかれちゃうし、お客さんにも置いてかれちゃうし、必要とされなくなると思います。社員にも「うちはそういうのを進めている、取り組んでいる企業」だって思ってもらいたい、という思いもあります。だから、社内でも事業としてもDX促進を進めています。
―では、実際に導入する前と後ではどう変わったと感じていますか。
社員たちの気持ちは変わっていったと思いますね。今も日々 社内の導入とかも色々進めていますし、お客さんに対しても導入の提案をしているわけなんですけど、やっぱり時代が変わるように自分たちの会社も変わっていかないと、社員さんたちは自分たちの会社に魅力を感じないというか…なんて言うんだろう、うちはそういう変わらない会社なんだって思われてしまうような気がしていて。やっぱそういったのを経営層がしっかり、こう変わっていくんだっていう方向性を出してあげていくことによって、社員さんたちの気持ちを高めていきたいし、自信を持ってくれてればいいなっていう感じです。
―マネジメントの一環でもあったんですね。
会社としてそうだね。アウターブランディングとかインナーブランディングとかって言葉があると思うんですけど、DXに関しては本当にもう今は両方当てはまるのかなと思っています。
―実際にこのようなDXに関連する事業始めて、見えてきた山形の課題はありますか。
やっぱりもっともっとDXやデジタル化がもっと進んでいかないと ダメなのかな。ダメというか、どんどん地方としては元気がなくなってしまうのかなっていう気はしています。山形県は毎年1万人以上人口が減っていって、2025年ぐらいにはもしかしたら100万人切るか切らないかぐらいの状況です。もちろん人口が減ってくのは仕方ないし、出生も減っていく中で仕方ないことですけど、 デジタル化をして業務の効率化とか労働人口不足を解消させるっていうのがまず1つ。そして、そうすることで、「他の県に比べてそういったことが進んでいるよね」とか、「面白い取り組みをしているよね」っていうことがPRに繋がって、 ご相談に来る人とか増えてきたりとか、「就職も県外じゃなくて県内社会にしよう」とか「山形をよくしていきたいな」っていう思いをも抱く人とかが 増えてくれば、もっともっといい地域になるのかなっていう気はしますね。
―PRにも力を入れているんですね。
2、3年ぐらい前ですかね。
最初に私が来た時の部署では、対外的に発信するようなことをあまりしてこなかったので、やっぱり時代的に、LINEとかSNSとかYouTubeも含めなんですけど、そういったものが定着したぐらいだったので、 そういうのを活用しない手はないよねっていうので、やろうということになりました。見てくださる方やちょっとずつSNSのフォロワー数が増えるみたいな感じなんですけど、ちょっとずつこう、増えていってくれるし、 逆にそういう発信をしている会社の山形にはまだまだ少なくて、 私だって今までしたこともないので、わからないなりに頑張っています。そういうことを始めてみると実際に聞きに来るお客さんも結構います。
―次の質問です。スマートシティについての考えを教えてください。会社的な考えでもいいですし、晃史郎さんなりの考え方でも構いません。
やっぱりここ最近のテクノロジーがもうほんとにすごい。それを取り入れていかないわけにはいかないので、それが共存していくって考えると、やっぱスマートシティになってくんだろうなって思います。人手不足もそうだし、その技術の発展を考えると、 スマートシティとしていかなきゃいけない。高齢者の方々が増えて、人がいないのに、買い物だったり、医療だったり、どうしても必ず必要になってくるので、 無人タクシーとか、ドローン配送とか、オンライン診療とか、目の中で見えるVRグラスみたいな、そういったのが必ずやってくるんだろうなと思いますね。いつまでもこういう感じの町だったら多分本当になくなっちゃうと思うんです。社長もよく言っていますが、山形県って山形、天童、鶴岡など34市町村ぐらいしかなくなっちゃうんじゃないかっていう。そういうわけにはいかないので。もしかしたら仙台市と一緒になっているかもしれないしね。
それがなんでダメかっていうと、お客様がいなくなってしまうからです。
うちの業界の面白いところは、本当に業種関係なく全ての法人のお客様がいらっしゃいます。 法人の方がお客様なので不動産のこともわかってなきゃいけないし、建設業の方もやっていかなきゃいけないし、いろんな業種の方の仕事をわかってないと提案できないことはあるので、それはすごく面白いです。例えばスマートシティが何も進まなくて、人がいなくなっていると結局仕事がなくて働きたくなくなって、お客さんがいなくなっていくってなると、我々のお客さんもいなくなっちゃうわけで。1社でも多くの法人さんには一緒にこう山形を盛り上げていきたいって思いがあるんですよ。
― 人がいなくなってしまうと山形のマーケットが縮小していきますもんね。
そうですね。我々のお客さんも減って、我々も縮小して差がなくなってしまうってなるかもしれないんで、やっぱり1つの目標として100周年を迎えたいので、来年が78年、あと22年後に山形がどうなっているか、100周年を迎えた時にこの話を思い出したいね。
―次の質問です。どんな人と働きたいですか。
ちょっと細かいことで言えば、お客様や地域に貢献していくことが喜びと感じられる人です。うちの理念にも入っていて、お客様に貢献することが喜びと感じられる社員組織を作りたいっていうのがあるんですけど、本当その通りだなって思うし、その結果的に働いている社員さんも幸せになってほしいと思っています。結局、お客さんに貢献して喜んでいただいて、お客さんの事業が良くなっていけば、我々も指標として大きくなっていくし、 求められるものもたくさん多くなってくる。それが自分達に返ってくる好循環に入ってくるので。
もちろん仕事してれば嫌なこともあるし、愚痴を言ったりするような場面もあるはあるんだけど、 ただやっぱ本当にあとはお客さんに貢献していくっていう、地域に貢献していくっていうような思いを持った人たちと一緒に働きたいですね。
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